東京工芸大学芸術学部フェスタ2021電子図録

22 芸術学部フェスタ2021 FESTA-08 作品 「時風を歩く」、「閉じられた時」 基礎教育 相澤久徳 AIZAWA Hisanori 2019年より東京工芸大学、教職関係の授業担当者として着任。東京芸術大学现在哪个app能买足彩彫刻専攻を修了後、彫 刻家として主に石を使用した作品を制作し、個展を中心にグループ等で作品の発表を続けている。作家活動ととも に、美術教育の現場で指導者としての経験を重ね、幼児教育から初等、中等、高等教育、また専門分野での表現 指導と、様々な教育現場での美術教育指導に従事。教職関係の授業の中で、現在の教職の話を中心に実務に ついての講義をしている。 石自体が作り出す存在感や抵抗感、表現される形の表情の変化を強 調し、その形の中に表される強さを作品としてまとめ、作り出された形 態から広がりのあるイメージや、空間として感じる中で、人間が生活す る空間の存在と時間の流れをテーマに作品にしている。今回出品した 作品は、人物をイメージした形態と形の中で、時の流れを強調した黒 御影石の作品と、同様にイメージされた大理石を使用した作品です。 石の持つ強さと滑らかさや、表情の豊かさを、空間の中で流れとして作 品をイメージしている。石そのものの扱いによって生じる存在感、強さ を強調するだけではなく、柔らかな表現形態から空間の構成を大切に 考え、表現された形の中から観る人それぞれが様々なイメージの中で、 時の流れや動きを感じられる作品になっている。

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