研究

2022.9.24

「やってみたい!」という気持ちをエンジンに、アイデアをかたちにしてほしい。

工学部 工学科 総合工学系 
電気電子コース/電波システム工学研究室
越地 福朗 准教授 Fukuro Koshiji

教員プロフィール

こしぢ?ふくろう
東京理科大学理工学部電気工学科卒業後、コニカ株式会社中央研究所(現コニカミノルタ)に入社。
電波システムの研究開発に取り組みながら東京大学现在哪个app能买足彩新領域創成科学研究科にて博士(環境学)を取得。 その後、国士舘大学專任講師を経て、東京工芸大学工学部准教授となり、現在に至る。
この間、東京理科大学総合研究院客員准教授を併任。 専門は、電磁波工学、通信工学、人工環境学で、「電磁波」をキーワードに、電波?光を利用した通信からセンシング、環境応用まで幅広く研究に取り組んでいる。

電波?光を含めた「電磁波」をキーワードに研究

 越地研究室では、電波?光を含めた「電磁波」をキーワードに、電波?光を利用する通信から、電磁波を電力伝送に利用するワイヤレスエネルギー伝送、さらにはレーダなどのセンシング応用まで、幅広く研究?開発に取り組んでいます。重点的に取り組んでいる研究テーマとして3つの柱があります。

 1つ目は、次世代ワイヤレス通信やセンシングを担う先進的なアンテナデバイスや通信システムに関する研究です。ガラスのように透明なアンテナも実現。この研究により、窓やガラス?めがねなど透明なものに透明性を維持したままアンテナ機能を付加できるだけでなく、壁?天井?ディスプレイ?自動車ボディなどに対して外観を変えることなくアンテナを付加することも可能となります。

 2つ目は、人体の表面に微弱な電磁界を誘起させることで通信エリアを衣服のようにまとうことができるボディエリアネットワーク技術に関する研究です。握手をしたり、ものに触れたりすることで相手と通信することができる人体通信技術が注目されています。

 3つ目は、電源ケーブルを必要とせずに電力供給を可能とするワイヤレスエネルギー伝送技術に関する研究です。人工心臓のような体内に埋め込まれた医療デバイスへの非接触電力供給研究にも取り組んでいます。

研究室では、より良い研究環境と雰囲気を大切に研究支援

  越地研究室では、ひとりひとりがそれぞれ関心のあるテーマを決めて、教員と学生が二人三脚で研究に取り組んでいきます。できるだけ良い環境で研究に取り組んでもらいたいので、研究室の大部分は学生が自由に利用できるスペースにしています。学生と自由にディスカッションができる環境、雰囲気を大切にし、わたくし自身の民間企業での研究?開発の経験を盛り込みながら毎日、研究に取り組んでいます。  越地研究室では、研究を通じて得られた成果を学外に発表する機会を、学生のみなさんに積極的に提供しています。みなさんの取り組んだ研究成果をまとめ、かたちにして、国内学会や国際会議などでの発表につなげられるようにサポートしています。こうした経験を通じて、将来は、国内はもとより国際的にも活躍できるように成長していってもらいたいです。]

教員と学生が二人三脚で研究に取り組む

越地准教授が研究を行っている「透明伝送膜」

 研究室における日々の研究活動では、自主性を重んじていて、研究の本質について自分自身で考える時間を大切にしています。研究は思いどおりに進むときもあれば、予想と違う結果が出てきて、なかなか前に進めないときもあります。そういうときは、一緒に考え、一緒に実験し、出てきた結果について一緒に議論をしながら二人三脚で前進していきます。一緒に取り組むことが学生の良いお手本となって、学生のみなさんの成長につながっていると感じています。困難を乗り越えて新しい研究成果につなげられたときは、学生はもちろんのこと、わたくし自身もとてもうれしいものです。こうした一緒に取り組む経験を通じて、学生のみなさんには、研究のおもしろさを知ってもらいたいですね。そして、「おもしろい」「興味がある」、「やってみたい」という気持ちをエンジンに、みなさんのアイデアをかたちにしてほしいです。

※所属?職名等は取材時のものです。

電気電子コース

現代社会に必要不可欠な技術エレクトロニクスを学び未来社会で貢献する能力を身につける

全ての産業の根幹であるエレクトロニクスを学び、未来を体感できます。最大の特徴は実験?実習にあり、回路製作やコンピュータを使ったモーターや表示装置の制御、材料の特性測定など、興味深い内容が目白押しです。少人数指導で安心して学びに挑戦できます。