生命環境化学科 大嶋正人教授が「2011あつぎ環境フェア」に参加しました

 2011年10月30日、「2011あつぎ環境フェア」(厚木中央公園10時から15時)にブース出展しました。このイベントは厚木市の「みんなでつくる、自然環境と共生する元気なまち」に賛同し、市民、事業者、行政が協働し地球温暖化防止対策をはじめとする地域環境を考えた集いとして5回目を迎えているものです。当日はさわやかな秋風の吹く中に開催され、出展協力団体は34を数え、来場者は、10,000名を数えました。本学のブースを訪れた方は、約150名で、そのうち約40名の子ども達には、水質調査を体験してもらいました。また、用意したオリジナル周期表はなかなか好評で、約400枚強配布しました。

 本学からの出展は、工学部生命環境化学科 の大嶋正人教授で「厚木発!地球環境を守る水質調査隊」のテーマで参加しました。水質調査隊は化学技術者が環境に関わる上で最も重要な役割分担の一つである分析化学を学生実験で実践できるようにまとめた、本学の特色あるカリキュラムの一つです。河川が厚木市に流れ込む地点、出てゆく地点をはじめとする12の地点で水質の汚染を調査研究し、市民生活への影響と対策を考える地域に密着した活動も本年で4年を数え、様々なデータが収集できています。今後地域住民、市との共同事業への発展が見込まれます。

 今回の目玉は、子どもを対象に、簡単な水質調査を行って相模湾の水、中津川の水、飯山温泉の水(元湯旅館ご提供)蒸留水の4つの水の性質の調査を体験してもらうものです。環境に対しての市民の意識は非常に高いものがあり、厚木市各所の水質についてさまざまな質問の中、市民との有意義な交流が行われました。

 本学は、大学の使命である教育?研究に邁進し、さらに産学官連携?社会貢献活動 の一助としてこのようなイベントに参加し新技術の報告、提供、共同開発を進めてゆ きます。

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