新宿区クリエイターズ?フェスタ2013 ProjectedScape - the horizon -

※上記写真はイメージです
主催 新宿区クリエイターズ?フェスタ2013実行委員会/新宿区
共催 東京工芸大学
企画?ディレクション 藤本直明
コーディネーター 野口靖(インタラクティブメディア学科准教授)
出展作家 藤本直明、安本匡佑、アキラボーイ、赤川智洋、学生共同作品
協力 東京工科大学、東京造形大学CS-LAB
協賛 (新宿区クリエイターズフェスタの協賛企業)
会場 京王プラザホテル プラザナード(1F通路)
展示期間 2013年8月24日(土)~9月2日(月)12:00~21:00
(設営期間:8月19日(月)~8月23日(金))会期延長されました2013年08月24日~2013年09月08日
各日12:00~21:00 最終日は18:00まで
入場料 無料

公共空間に長さ27メートルの映像を投影する映像インスタレーション展『ProjectedScape – the horizon –』を開催します。
本展示では、会場となる幅7メートルの通路を往き交う人々の動きを察知する様々なセンサーを用いたインタラクティブ?アート作品と、巨大な映像空間を活かした短編映像作品の上映を行います。プロジェクションマッピングの技法により、あたかも壁面や柱そのものが自ら発光しているかのような映像空間は、日常的にこの場所を通行する人々にとっても、またとない非日常的な体験となるでしょう。

ひとつの巨大なキャンバスである壁面を舞台に複数の作家が様々なアプローチで作品を制作することで、こどもから大人まで幅広く楽しめる、質の高いパブリックアート空間が実現しています。
また、学生の共同制作による作品では、東京工芸大学?東京工科大学?東京藝術大学?東京造形大学の学生がひとつの作品を共同で制作することにより、作品制作のノウハウの共有や、大学間の学生交流を実現します。

プログラム

《Immersive Shadow》 藤本直明

建物の前に立った鑑賞者は、自分自身の巨大な影が壁面に投影され、壁面のボールは影にぶつかると軽やかに弾む。

鑑賞者(体験者)のシルエットの形状をセンサーにより取得し、その影を建物に投影。その影と建物壁面の映像(ボールなど)がインタラクションする作品。
映像は、建物の形状に合わせて投影されており、インタラクティブなプロジェクションマッピング作品となっている。体験者は、自分自身が壁面へ入り込んだかのような感覚と、自分自身が巨大に増幅された感覚を味わうことになる。
ProjectedScape - the horizon - では、横長の映像空間を活かして、大きさではなく、横方向への映像的な広がりを表現する特別バージョンの上映となる。

《The Light Shooter》 安本匡佑

和弓をベースにモノ感、フォースフィードバックを実現するために制作した電子弓を使用した体験型作品。
黒字に白い点と線のみで描画したこの作品の映像にはバイオロジカルモーションと呼ばれる現象を利用している。これは少ない点の動きであってもそれが動物の動きを模したものである場合人はそれを認識できるというものであり、それを利用することで探索?認識というプロセスを新たな面白さとして実現した。
本作品は東京ゲームショウ2012での展示、SENSE OF WONDER NIGHT2012では日本マイクロソフト賞を受賞した他、フランスでのLavalVirtual2013での展示も行った。

《飯塚MOVING WALL》アキラボーイ

デジタルアーティスト「アキラボーイ」による巨大映像アトラクション。
横長の映像空間を巨大な壁に見立て、海底から空、宇宙を表現する映像を上映する。
また、センサー等を使わずに、スクリーンの前に観客が立つことによって、観客を映像の一部として一体化させてしまう表現を行う。

映像の前の指定した位置にこどもが立つと…

その位置に戦車から大砲の弾が打ち込まれ、こどもが弾を受け止めているように見える

壁に穴が空いて、水が流れ込み、海中の映像(アニメーション)へ、さらに映像は上にスクロールして、空から宇宙へと続いていく

学生共同制作作品

東京工芸大学インタラクティブメディア学科?東京工科大学?東京造形大学?東京芸術大学?多摩美術大学の学生による、インタラクティブ映像作品。
openFrameworksによって、リアルタイムに観客の動きによって変化する映像作品を制作し、上映する。
作品はプランも含めて学生の共同制作として制作されるが、必要に応じて出展作家や各大学の教員が制作を補助することによって、学生にとっても本格的なインスタレーション作品制作のためのノウハウを得る貴重な機会となる。