特集

2023.5.9

小嶋さんがドローンで撮影した動画が公開されました

電気電子コース4年 小嶋 優輝さんがドローンで撮影した動画が、
「本厚木カンツリークラブ」のゴルフコースガイド(全18コース)に採用されました!
「本厚木カンツリークラブ」公式ウェブサイトで公開されています。
https://www.honatsugi-cc.jp/

小嶋 優輝

工学部 工学科 総合工学系
電気電子コース 4年
内田 孝幸教授 電子画像研究室所属
小嶋さんのドローンを使用した研究や活動などについてお話を聞きました。
(※学年は取材時のものです)

本厚木カンツリークラブで撮影をするようになったきっかけを教えてください

本厚木カンツリークラブにある全18コースを上空からドローンで撮影

 ドローンでの撮影を活かした研究を行うため、大学近隣にある本厚木カンツリークラブに相談しました。撮影した資料を共有する条件で研究に協力していただけることになりました。
 本厚木カンツリークラブでは、ドローンで撮影した映像を基に、カンツリークラブ内の芝生の植生状態の観察にはじまり、地形をデータ化?分析し、3Dプリンターで造形しています。
※近赤外画像を使用することでよりわかりやすく、植生の状態を把握し、芝生の管理に役立てます。

※近赤外画像
近赤外線は電磁波の一種で、人間が見ることのできない光で、可視光より長い波長です。可視画像と同様に観測された放射エネルギーを反射強度に変換して画像化したものです。

本厚木カンツリークラブの撮影で大変だったことがあれば教えてください

 コースはそれぞれ形状が異なるため、コースの幅によってはドローンの飛ぶ高さを細かく調整する必要があります。一発撮りを心掛け、何度かやり直しながら撮影を繰り返しました。ドローンがぶれないように、速度や高さを一定にしながら操作することが大変でした。

研究室ではどのようなことを学んでいますか

電子画像研究室の内田教授と小嶋さん

 私が所属している電子画像研究室では、ドローンで撮影した画像を使い、パソコン上で3D構築したものを3Dプリンターで造形します。赤外線カメラで撮影し、電気設備の管理や農産業の植生状態を確認する実験?研究を行っています。

ドローンの資格を取得する際に大変だったことを教えてください

 はじめはドローンの操作が難しく、慣れるまで内田教授や先輩に指導していただきながら、毎日何時間も体育館で練習をしました。資格を取得するにあたり、※「Co-G.E.I.チャレンジ」を活用しました。芸術学部の学生と一緒に練習を行い、励まし合いながらステップアップできました。
 今後の目標は、2022年12月からドローンの免許が国家資格になったので、卒業するまでに研究室のメンバーで国家資格を取得することが目標です。「無人航空機操縦士試験二等学科試験」は合格したので、次は実技試験に望みます!
 また、最近は、あつぎ市民発電所など近隣施設との共同研究を進め、今後も地域貢献ができる活動を広げていきたいです。厚木キャンパスは、ドローンの練習にとても恵まれた環境が揃っているので、在学生で少しでも興味がある人は、国家資格取得のチャンスにもつながるので、ぜひ挑戦してほしいです。

※Co-G.E.I.チャレンジ 2022
工学部と芸術学部という本学の学部構成の特色を生かし、異なる学部?学科?コース(院生含む)に所属する複数の学生が協力して行う優れた研究活動に対し、 大学の発展に寄与することを願って支援(1件につき最大で60万円の研究資金を助成)する事業です。

※所属?職名等は取材時のものです。

電気電子コース

現代社会に必要不可欠な技術エレクトロニクスを学び未来社会で貢献する能力を身につける

全ての産業の根幹であるエレクトロニクスを学び、未来を体感できます。最大の特徴は実験?実習にあり、回路製作やコンピュータを使ったモーターや表示装置の制御、材料の特性測定など、興味深い内容が目白押しです。少人数指導で安心して学びに挑戦できます。