足跡

2023.3.17

東京工芸大学芸術学部卒業?现在哪个app能买足彩修了制作展2023レポート③

~ インタラクティブメディア学科、アニメーション学科 ~

開催日:2023年 2月17(金)~19日(日)
会場:東京工芸大学中野キャンパス

「東京工芸大学芸術学部卒業?现在哪个app能买足彩修了制作展」では、
芸術学部(写真、映像、デザイン、インタラクティブメディア、アニメーション、ゲーム、マンガの7学科)と芸術学研究科の学生が各々の個性的な発想を元に、精魂込めて作り上げたメディア芸術作品群が展示されます。
未来のメディアアーティストたちの作品をピックアップしてご紹介します。
※本年度も现在哪个app能买足彩感染症拡大防止のため、完全招待制で開催しました。

インタラクティブメディア学科
アニメーション学科

妖怪鳥獣戯画

インタラクティブメディア学科
濱田 鈴

『妖怪鳥獣戯画』は巻物を広げると絵が浮かび上がり、動き出して物語を進めていくという体験型のアート作品です。この作品のテーマは「今と昔の融合」です。絵巻物や和室風の空間から感じられる昔の和の雰囲気を現代のデジタルな要素と組み合わせて、より親しみを持って楽しめるような作品にしました。 巻物に映し出されるアニメーションは全て手描きで、特にデザインや物語の展開を工夫しました。私は鳥獣戯画の絵柄や面白可笑しい展開が好きなので水墨画風のデザインで和の雰囲気を保ちつつ、オリジナルのキャラクターや物語を考えて作品をコミカルに楽しめるようにしました。

TheMundus#Layers

インタラクティブメディア学科
周 子強

万物は何層にも重なってできていて、何事にも複数の側面があります。 私たちが見ているものは、多くの場合、表面にしか過ぎません。 表面の下には、さまざまな層が横たわっています。 人間の場合、目に見えるもの、人に見せるものは一番外側の層に過ぎず、私たちは皆、表面の下に自分の知らない層を隠し持っている。 ニュースで見るものも表層に過ぎず、表層の下には別の目的があるのかもしれません。 純粋に物事を見るのではなく、純粋なものなどないのかもしれません。 でも、一番深いところ、一番奥の層は同じで、「存在」です。

サーカスの日

インタラクティブメディア学科
橋爪 瑞葵

大学での勉強過程で興味を持った、人形アニメーションや日本のアニメ史と、自分の専門分野である3DCGを組み合わせたアニメーションを制作しました。全体的な雰囲気は人形アニメーション、カット割りや演出は日本のアニメを意識したものになっています。その中でも、特に人形アニメーションとしてはライカスタジオやロマン?カチャーノフ監督の作品、日本のアニメとしてはりんたろう監督の作品から影響を受けています。
制作にあたっては、子供の頃に感じたワクワクとした気持ちや不気味な感じを再び感じてもらえるようにしつつ、人形アニメーションのような温かみのあるストーリーにもすることで、大人だけでなく子供にも楽しんでもらえるような作品を心がけました。

サンマの負け組

アニメーション学科
毛塚 龍也

三人麻雀を題材にしたアニメーションです。麻雀をシュールに表現し登場人物たちの心理描写を表現、内容はシンプルにして面白さが伝わることをメインで描きました。導入で主な役の解説やリアル麻雀での簡単なルール説明を行うことによって、リアル麻雀でもネット麻雀でもこのアニメーションを観ればある程度わかるようにしています。また、この作品を観た方が「三人麻雀って面白そう」と思ってもらえるように工夫して制作しました。

SMART

アニメーション学科
松田 龍河

電車に乗ったある時ふと周りを見渡すと、一様にスマホにのめり込む人たちの光景がありました。そこに対して「怖」と思ったところからこの作品を制作しました。誇張して描いた部分はあれど視聴する人の周りにも広がる日常がベースの作品なので、共感を得られる部分と衝撃を与える部分を混ぜながら作ることを意識しました。
過去に実際に起きた、スマホに集中していたことが原因の悲しい事故などからも着想を得ています。我々の生活から切っても切り離せない「スマートフォン」という名の機械に、危険なまでに意識を持っていかれた人間は果たしてスマートであるのか。そのような考えをアニメーションで気持ち悪く表現しようと取り組みました。

DUO?BLIVEONS β

アニメーション学科
鈴木 涼
小林 麗央

以前から考えていた構想を卒業制作という機会で映像化しました。
ジャンルはロボットアニメで日常シーンと戦闘シーンの二つから構成された2Dアニメーション作品です。
物語としては大きく進むことはなく、この作品世界を体験して頂く為にエンターテインメントに注力しています。
演出、構図、アニメーションの動きや音響に至るまで可能な限り多くを拘り、テレビアニメーション作品のクオリティを目標に制作しています。
また、二人でのグループ制作によってそれぞれの持ち味が発揮され、より作品の完成度が上がっています。

ソウイ

アニメーション学科
金森 涼

この作品は、自分の漫画を原作としたアニメーション作品です。原作の内容について簡潔に説明すると、「主人公は陸上を志していたのだが、ある日から左半身が勝手に引きつるようになってしまう。それがインターハイ本番でも発症し、それから主人公は自分の過去の努力を苦痛に想うようになり、その理不尽さから自暴自棄になってしまう。」、といった感じです。主観的な苦悩を作品という客観的に見れるものに落とし込もうとした作品です。これを映像化するにあたって焦点に当てるものは「主人公の感情」であると考え、このアニメーションではそれを抽象的に表現した映像作品ということになります。感情というものは、目には見えないものだけど、確かに存在を感じるもので、具体的な形ではないと思います。それこそ色んなことから影響を受け、流動的に形を変化させ、その過程が考え方、行動に繋がっていくのだと思います。そんな考えの下で、原作の主人公の感情の流れに沿った、感情表現アニメとしてどんどん描こうと制作いたしました。

ゾウのかたち

アニメーション学科
クワ ウケン

成長期に性のイニシエーションの実話を元に、四つのエピソードに分けて一つ作品として構成されています。英語のことわざ「部屋の中の象」を用いて、「大人たちが性を見えないふりをしている」という性教育が不足している現状を表現しています。変化しているゾウの姿は、性が私に与える印象を象徴して描かれています。手描きアナログをメインビジュアルとして、ストップモーション、実写合成などの手法を模索しながら制作しました。散文詩らしいのコンセプトで、多くのメタファーを用いて心の奥底に潜んでいる感情をビジュアルで浮かび上がらせました。

※所属?職名等は取材時のものです。