特集

2022.8.4

自分の経験を活かして、学術と社会?ビジネスを繋ぐ活動をしていきたい

工学研究科 博士後期課程3年 学習工学研究室
古池 謙人さん

古池 謙人

 在学中、他大学の非常勤講師を務めるほか、株式会社manaboにてビジネスサイドのマネージャーとしても勤務。2021年に受賞した電子情報通信学会教育工学研究会 研究奨励賞では、人に教えることによる学びをサポートするTeachable Agentの新たな作成方法を発表したものが評価されました。

※Teachable Agentとは
学習者が教えた内容を学ぶコンピュータエージェントで、学習者の教える活動を促すことで学習者自身の学びを支援する

古池さんが今に至るまで

 中学生の頃はゲームばかりしていましたが、小学生から始めたプログラミングは、途中で挫折しながら何度もチャレンジし学び続けました。大学生になり、コンピュータ応用学科(現:工学科情報コース)を専攻してから専門科目で新しいことに挑戦したいという思いが強くなり、1年生のときから興味がある研究室に出向くようになりました。2年生のときに東本崇仁先生が着任され、研究室に出入りさせてもらえるようになりました。学習していく中で人の認知処理に興味を持ち、3年生の前半から本格的にプログラミング学習支援システムの研究を始め、先生の紹介でプログラミング教室の講師も務めさせていただきました。

今後の活動について

 目の前の目標に向かって行動し続けた結果、今までの学術成果が評価され2019年に杉浦六右衞門賞を受賞したときは嬉しかったです。型破りな私の考えを受け入れてくださった先生に出会えたことに感謝しています。
 私は、现在哪个app能买足彩に進み研究を続ける一方で、自分が研究したことが社会でどのように役立つのかということが気になり、ビジネスにも挑戦しました。現在は、学生、講師、社会人として活動していますが、卒業後は今までの自分の経験を活かし、学術と社会?ビジネスをつなぎ合わせる活動をしていきたいです。

古池さんのMY ITEM

研究室で愛用している、こだわりのキーボード。
セットで使用している木製のリストレストは、 古池さんの手作り!

古池さんの受賞歴について

 2021年度 電子情報通信学会 教育工学研究会 研究奨励賞(2021.12)
(古池謙人、樋村いづみ、東本崇仁:誤りの可視化を重視したTeachable Agentモデリング手法の提案、電子情報通信学会技術研究報告(ET)、 Vol. 121, No. 294, pp. 57?62, (2021))
 2019年度 東京工芸大学 杉浦六右衞門賞 受賞(2020.03)
など

※所属?職名等は取材時のものです。

情報コース

コンピュータの基礎から最先端の人工知能までを学び将来の選択肢を広げる

コンピュータを自由自在に操り、社会問題を解決できる能力を身につけます。コンピュータの基礎?専門知識の獲得にとどまらず、その知識と技能を活かして、様々な分野へ挑戦していける広い視野と応用力も養います。実習科目に加え、多彩な講義を用意しています。